よくいただく質問【ダントツ活用・ノウハウ編】

 


Q、携帯メールを活用した販促の効果的なやり方があれば教えて下さい。

現在、ピザ・パスタがメインのイタリアンを経営しています。

携帯メールを活用した販促を実施しているのですが、効果を感じられません。

継続するかどうか悩んでいます。携帯メールの効果的なやり方があれば教えて下さい。 

A、メール販促を活用されているのですね。

   私共の顧問先も多くの企業が携帯メールを活用されてますので、

   効果的な手法は随分と事例があります

 

メール販促のメリットは

①DM等と比較して明らかに低コスト

②販促したい時、即時対応できる

というのは大きな特徴ですね。

 

せっかくご利用の携帯メールが集客アップに活用できていないとの事ですが、

まず確認させてもらいたいのが、メールの会員数(登録数)です。

 

通常の販促であれば、チラシを何枚印刷するか、

DMを何通発送するかという数を意識しますよね。

それはコストがかかるからです。

 

ところが、メール販促の場合は、外部のシステム会社を使用するとほぼ固定です。

 

 反響数 = 会員数 × 反響率 です。

 

目的は反響数を上げ、売上を伸ばす再来店化客を増やす事ですが、

お伝えした通り、DMなどだとコストと効果を考えないといけないので

会員数である発送先数を絞りこみますよね。

 

ところが、メール販促は何件送ろうが大きくコストは変わらないので、

まずは会員数をいかに増やすかが極めて大切になります。

 

どんなに素晴らしい企画をつくって反響率を高めても、

送り先の分母数が少なければ本来目的の反響数を高めることはできないからです。

 

誤解を恐れずに大袈裟に言うと

100人の会員さんに反響率50%が見込める企画をメール配信するより

1000人の会員さんに反響率10%のメール配信をする事を考えるべきです。

 

ですので、大切な事はまず会員様をいかに多く集められるか!に成功がかかっています。

 

現在、何名のメール会員さんがおられますか?

集めるべき最低会員数は店の大きさで変わってきます。

その目安は 平均月商 ÷ 10,000名 です。

 

平均月商が400万であれば最低400名必要という事です。

会員を増やせば、反響数はある程度実感できるようになるはずです。

 

それが達成できれば 平均月商÷10,000×2を目指します。

かなりの反響を感じ始めるはずです。

 

では、どうすれば会員数が増えるのか。

それには ①特典 ②勧誘方法 の2つがポイントになります。

 

①特典               

「会員様になるとお得なクーポンやおすすめメニューなどの情報が送られてきます!」

 

というだけでは、「よし入ろう!」とはなりにくいです。

 

やはり、「本日ビールプレゼント!」「本日10%OFF!」などの本日特典が必要です。

しかし、これは他のお店でも大手チェーン店でもやっているので

大きな入会促進の差別化にはなりにくいです。

 

もう1つ大切な事は「今後の特典メール配信予定」をお客様に見せる事です。 

例えば、9月1日全品30%OFF配信予定、

9月5日パスタ全品20%OFF配信予定、 

9月25日ピザ祭り!ピザ全品1000円!という具合です。

 

すると、

今日入会して10%OFFになり、更にこんなに多くの特典がある!入会しよう!となるのです。

この配信予定表を作成し店内に掲示したりするのが会員数アップのポイントとなります。

そのためにも、即時対応メールだけでなく配信計画を是非たててみて下さい。

 

②勧誘方法              

もう1つが勧誘方法です。

会員数が増えない理由はこの勧誘方法に問題がある事が実は一番多いのです。

 

現在、携帯メール会員募集のPOPなどはどこに設置していますか?

実際に確認してみると、以下の3つが驚くほど多いのです。

 

1.お手洗い・レジにしか置いてない。→ これでは入会してくれません。

2.テーブルに置いているだけ。→ これでは殆どの方は存在にすら気づきません。

3.全く店内で告知していない。

 

実際に、現在どうなっているか確かめてみて下さい。

 

会員数を増やしたいのであれば、

入会特典がしっかり記載されたPOPをスタッフさんがオーダー時にお客様に手で持っていき

「こちら本日特典がもらえる携帯メール会員のご案内です!」としっかり説明するのが一番効果的です。

 

ホールシステム上、どうしても難しいのであれば、

壁の目線の高さのところに募集POPを貼ってみて下さい。

 

また、少し大きな会社であったりすると、

本部主導で導入しただけで現場ではメール会員に対する意識がとても低い場合も多いです。

 

ですので、

何のためにメール販促を導入したのかを店長はじめスタッフ全員に説明する事も大切ですし、

店内での募集方法の流れをロールプレイングしてスタッフが習慣化する事も大切です。

 

更には、平均月商÷10000人集める計画を立てスタッフの意識を高めてみて下さい。

 

例えば、平均月商が500万で、現在会員数が200名だとします。

第一目標の会員数は500名ですのであと300名集めなくてはいけません。

これを2カ月で達成する計画であれば、1ヶ月150名必要です。

定休日がないと考えると1日3名集めればいいのです。

 

仮に、毎日ホールスタッフさんが3人いるとしたら、 

朝礼で店長はホールさんに 「皆さんの本日の目標は1人1名のメール会員さんを集める事です!」と

具体的な数字目標をつくってあげられます。

「とにかく集めよう!」ではスタッフさんは動きません。

 

 1.会員数を増やす         

 2.本日得られる入会特典をつける  

 3.今後の配信予定を告知する    

 4.入会促進のホールさんロールプレイングをする

 5.会員募集POPの設置場所を見直す・増やす   

 6.具体的な数字でスタッフさんに目標をつくる・告知する 

 

まずは、この6つを頑張ってみて下さい。